Toward ultimate form of information and communication networks as social infrastructure

ネットワークとクラウドサービスの連携方式

NFV (Network Functions Virtualization)を活用した高信頼クラウドサービスの実現にむけて、ネットワークとクラウドサービスの連携方式、ネットワーク・サービスアーキテクチャの研究に取り組んでいます。信頼性、利用コスト、ネットワーク資源を考慮した数理モデル化・最適化手法の研究、アルゴリズム開発、オープンソースによるプロトタイプ実装、および、クラウドサービスの実験・検証を行っています。

クラウド環境では、サービス提供に必要な計算機資源(仮想マシン)が、顧客に対してオンデマンドに提供されます。計算機資源の故障発生時にもサービスの提供を継続するため、あらかじめバックアップ用の計算機を確保する必要があります。大木研究室では、同時発生する複数の故障に対して、一定確率以上での復旧を保証するバックアップ計算資源の割り当てモデルを検討しています。これにより、バックアップ計算資源が複数の計算機で共有され、単純な二重化と比較して必要な計算資源の量を削減することが可能になります。さらに、複数拠点にまたがるプロトタイプクラウドシステムを構築し、提案モデルに基づく障害復旧実験を実施しています。

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